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双湖台
釧路市阿寒町
阿寒カルデラにできた古阿寒湖が、雄阿寒岳の噴出で分離されてできた淡水湖です。アイヌ語でパンケトーは下の湖という意味で、上流にある上の湖という名を持つペンケトーとは双湖として有名。阿寒湖温泉街と弟子屈を結ぶ国道241号線の途中にある双湖台から、樹海にひっそりと輝く2つの湖を望めます。
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白湯山(はくとうざん)展望台
釧路市阿寒町
阿寒湖の南側に位置する白湯山頂付近にあるのが、「白湯山(はくとうざん)展望台(標高815m)です。スキー場から自然探勝路が整備されており、スキー場の駐車場に車を停めてゲレンデを上っていくと、「ボッケ」や温泉が流れる小川などの「火」のパワーを感じながら歩くこと約1時間。木道で整備された展望台に到着します。展望台からは雄阿寒岳を背景に青く広がる阿寒湖の雄姿と、パワースポットとして注目を浴びる竜神様の霊場「ヤイタイ島」を見ることが出来ます。フレベツ林道を通って車で移動するルートもあり、こちらは、そんなに歩かずに展望台にたどり着くので、どなたでも楽しむことができます。
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フンベの滝
広尾町
広尾市街から襟裳岬に向かう国道336号、道路脇の断崖から流れ落ちるこの滝は、川が落ちるのではなく、岩の間を通ってきた水がここで流れ出て落下する珍しいものです。50mほどのあいだにいくつもの滝があり、岩肌を幾筋もの水の流れが落ちる光景は、清涼感たっぷりの美しさ。冬は水が凍結し、また違った景観を見せてくれます。なお地名のフンベとはアイヌ語で鯨の意。昔、この浜に鯨が打ち上げられたことにちなむのだそう。
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霧多布岬
浜中町
霧多布岬(きりたっぷみさき)の正式名称は湯沸岬(とうふつみさき)です。トッカリ(アザラシ)を見かけることからトッカリ岬とも呼ばれています。標高40~60mのテーブル型をした霧多布半島の東側、太平洋の荒波に突き出るように位置しています。展望台からは3km先にアザラシのいる帆掛岩、浜中湾越しに奔幌戸、貰人の絶壁、海岸線等を見ることができます。また、『トッカリ岬のうた』という伝説があり、この地でアザラシが見られる理由が現代にも語り継がれています。近年では、野生のラッコを見ることができ、数組の親子を含む十数頭が確認されています。
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裏摩周展望台
清里町
清里町と中標津町との町境に位置した展望台で、弟子屈町にある第1・第3展望台とは反対側にあることから「裏摩周展望台」と呼ばれています。弟子屈町側の展望台よりも標高が低いために霧の発生が少なく、神秘的な摩周湖をハッキリと望めます。第1・第3展望台へのルートとも異なっているので、比較的観光客が少なく落ち着いた雰囲気の穴場スポットです。青く澄み切った湖面や摩周岳の豊かな自然など、他の展望台とはまた違った摩周湖の表情を見ることができます。
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津別峠展望施設
津別町
津別町と弟子屈町の間、道道屈斜路・津別線にある標高947mの津別峠。晴れた日には眼下に屈斜路湖が広がり、オホーツク海から知床連山、雄阿寒岳と雌阿寒岳、さらに大雪の山並みまで、360度のパノラマが楽しめます。屈斜路カルデラの外輪山にある峠の中ではもっとも標高が高く、雲海を見られる日が多いのもポイントです。道路が開通する6月から10月にかけて、条件が合えば屈斜路湖を覆って広がる真っ白な雲間から、赤く輝く朝日が昇る様子を目撃できます。雲と光が織りなす一大ページェントに心がふるえます。
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福原山荘(紅葉)
鹿追町
毎年1か月間のみ限定で特別公開される、8.5ヘクタールもの広大な敷地に広がる紅葉。300本のモミジが植えられ、敷地内が艶やかな赤に染まります。手入れの行き届いた庭園の途中には3つ池と小さな滝が5つあり、水面に映る紅葉もまた素敵です。散策路は平坦な歩きやすい道なので安心ですよ。私有地なので、マナーを守ってゆったりと散策を楽しみましょう。
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釧路市立博物館
釧路市
釧路市立博物館は東北海道屈指の規模と歴史を持つ総合博物館。エントランスホールではマンモスの骨格標本がお出迎え。1階では釧路湿原やその周辺、太平洋の豊かな自然に関する標本資料を、2階は縄文・続縄文・擦文時代の遺物など考古資料をはじめ、北海道遺産でもある「簡易軌道」や釧路の歴史や産業に関わる資料を展示しています。4階ではアイヌ民族資料とタンチョウを展示しており、太平洋を臨む展望室もあります。釧路の自然や歴史をテーマとする企画展も充実。釧路を知る・楽しむ情報基地として気軽にご利用を。
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北のアルプ美術館
斜里町
1958(昭和33)年~1983(昭和58)年に発刊され、全国の登山家たちに愛読された山と自然の文芸誌「アルプ」。その芸術性と文芸性に富んだ絵画や版画などの資料を収めた私設美術館でしたが、2021年4月より一般社団法人北のアルプ美術館として運営しています。この雑誌の読者だった地元の写真家・山崎猛氏が、私費を投じて1992(平成4)年に開館。オホーツクにゆかりのある作家の作品など、直筆原稿や原画などが数多く展示されています。また、周囲には美術館を囲むように白樺が林立。散策しながら、足元の花々に季節を感じることができます。
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扇ヶ原展望台
鹿追町
然別湖周辺の山々で発生した火砕流や土石流などがつくった扇状の台地「扇が原」。防風林と畑がつくりだす十勝らしい雄大な光景が広がり、圧巻の一言です。鹿追町ゆかりの画家で、町内に記念館がある神田日勝氏もよく訪れたといわれており、氏の作品に与えた影響をうかがい知れるかも。太古の自然を今に伝える然別湖へ向かう途中にあるビュースポットです。
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屈斜路湖 (紅葉)
弟子屈町
カルデラ湖としては日本最大の屈斜路湖。10月頃から湖周辺のナナカマドやヤマウルシ、カエデがカラフルに色づき、紅葉のトンネルが続く砂湯付近は見ごたえがあります。そのほか、湖に突き出た火山の島「和琴半島」を1周できる散策路も紅葉を楽しむのにもってこいのスポット。赤や黄色と鮮やかに染まった紅葉と島先端のオヤコツ地獄の噴煙を見ながら雄大な自然を満喫できます。
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北太平洋シーサイドライン
釧路町・厚岸町・浜中町
釧路町・厚岸町・浜中町の海岸線沿いの道路は別名「岬と花の霧街道」と名づけられ、波しぶきを受けてそそり立つ岩や岬など自然が作り上げた美しい景観を楽しめる、道東屈指の観光ドライブルートです。特に奇岩・絶壁が点在する特異な海岸美は迫力満点。また、釧路町域には入境学(ニコマナイ)や尻羽岬(シレパ岬)など、アイヌ語に漢字を当てはめた難読地名が多く、それぞれの解説看板をたどって行くのも楽しみの一つです。
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清見ヶ丘公園
池田町
公園の散策路で道路沿いに並ぶエゾヤマザクラ。5月になるとサクラが綺麗に咲き誇り、散策路の花のトンネルが見どころ!エゾヤマザクラの桜並木はまさに圧巻のひとことです。また園内に生い茂るカシワは古い歴史があり、この大樹を見るだけでも価値があります。園内にはバーベキュー施設の青翔亭があり、春になるとサクラを見ながらビールやジンギスカンを楽しむ花見客も多いようです。
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網走市立美術館
網走市
網走出身の画家・居串佳一や高橋道雄をはじめ、オホーツクに主題を求めた作家の作品を収集・展示している地域の風土に根付いた美術館です。北海道で2番目に誕生した美術館で、地元の特色を大切にしながらも質の高いコレクションが魅力。また、現代の作家を紹介するさまざまな企画展も随時開催しています。佐藤忠良や本郷新などの彫刻作品が並ぶ前庭は、芝生も多く市民の憩いの場としても親しまれています。
※新型コロナウイルス等の影響により展覧会の会期、開館は変更になる場合があります。お出かけの前にホームページ等でご確認ください -
かみゆうべつチューリップ公園
湧別町
色鮮やかなチューリップが咲き乱れる、スケールの大きな公園。公園の総面積は12.5ha、このうち約7haもの広大な畑には多種・多彩なチューリップが植栽されています。毎年約50品種を導入しながら植付け配置を調整しており、本場オランダから直輸入された品種や国内で生産された品種など、約200品種の多彩なチューリップと出会えます。また、園内中央にあるオランダ風車型管理棟の展望台や、国道沿いのビューポイント、移動式展望台から園内を一望できます。また例年5月1日~6月上旬までチューリップフェアを開催していますが、新型コロナウイルスの影響で変更になる場合があるのでお出かけ前にご確認ください。
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メルヘンの丘
大空町
見渡す限り広がる畑と空、その間を結ぶように並ぶ7本のカラマツが目印の丘陵地。1990年に公開された故黒澤明監督作品『夢』の撮影地にもなっています。これまで多くの人が訪れ、四季それぞれの彩りが織りなすのどかな風景は、いまだに多くのファンを魅了してやみません。特に評判なのは、ジャガイモの花が開花する初夏。実からは想像がつかない、白く可憐な花が大地を飾ります。
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陽殖園(ようしょくえん)
滝上町
太陽が花々を育み、殖やしてくれる庭、陽殖園。現在、約8万平米の敷地に、およそ800種類以上の花々が、それぞれの季節に自然のタイミングで咲き誇る。昭和30年、園主の高橋さんが花売りの行商をしながら、独学で開園・造成をはじめた。完全無農薬にこだわり、化学肥料は一切つかわない健全な花々。園内の大小の池、約5kmの散策路、どれもが手づくりだ。花を愛でながら歩くと、たっぷり2時間はかかる、朝の園主ガイドがオススメ!
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硫黄山
弟子屈町
その名のとおり、かつて硫黄の採鉱が行われ、全道一の硫黄鉱山になるほどの埋蔵量を誇っていた硫黄山。今もなお活発な火山活動を続け、いたるところから勢いよく噴気を上げています。名物の「温泉玉子」は、独特の匂いがするものの美味しいと評判。山麓には、白い花を咲かせるイソツツジの群生地「つつじヶ原」が広がり、高山植物が低地に生えているここならではの景色を楽しむことができます。
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能取湖サンゴ草群生地
網走市
網走国定公園内・能取湖の南岸に位置する卯原内(うばらない)。その湖畔周辺に群生するサンゴ草(別名アッケシソウ)が、サンゴのように美しく赤変して見ごろを迎えるのは、例年9月初旬から9月末~10月初旬です(天候により若干の変動あり)。平成22年、生育不良で群生地が減少傾向にありましたが、オール網走体制による種子採取・播種や湖水の入排水改善などにより、平成27年8月、ついに群生地の復活が宣言されました。
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僥倖の丘あばしりフロックス公園
網走市
約10ヘクタール(東京ドーム2個分)にもおよぶ広大な丘陵地に15万株のフロックスが咲き乱れるガーデンパーク。地元の有志が約8年間かけ、整備した公園です。7月下旬から開花が始まり、一番の見ごろは8月中旬~9月上旬。フロックスによって描かれる赤・ピンク、白、紫のモザイク模様が、道東の短い夏を華やかに彩ります。また、園内には網走湖や女満別方面の平野が一望できる展望ポイントもあり、花と風景の眺望を楽しめます。
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狩勝ポッポの道 (散策路)
新得町
昭和41年に廃線となった旧国鉄狩勝線跡を整備した散策路。新得山スキー場下のSL広場から旧新内(にいない)駅まで、その距離は約10kmにおよびます。途中にはレンガのアーチ橋や橋脚、信号所跡など鉄道遺産が残っているほか、終点に旧狩勝線インフォメーションセンターがあり、1978年まで東海道本線で活躍していたブルートレインの寝台車3両などが保存されています。ガイドツアーも実施されているので参加してみるのもいいでしょう(2022年のガイドツアーは休止)。
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日勝峠展望台 (紅葉)
清水町
十勝と日高を結ぶ国道274号沿い日勝峠の5合目付近にある展望台。壮大に広がる十勝平野をはじめ、阿寒・東大雪連峰を一望に見渡すことができます。紅葉の名所として有名なのでシーズン中は観光客や地元の人が立ち寄る人気のスポット。針葉樹や広葉樹など色とりどりの紅葉が美しく、展望台からの景観はもちろん、ドライブをしながら山々の鮮やかな木々を楽しむこともできます。
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狩勝峠(展望台)
新得町
国道38号の南富良野町と新得町の境界にあたり、古くは昭和2年に日本新八景に選ばれたことでも知られています。標高644mの頂上から望む十勝平野の大パノラマはまさに絶景。空気の澄んだ晴れた日ならば、50km以上離れた帯広の街並みまで望むことができます。頂上には展望台と公衆トイレなどが完備されているので、ドライブ途中でひと休みするにも最適。全体にカーブがゆるい峠なので、車で越えるのも割合にラクです。
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帯広百年記念館
帯広市
マンモスのいた時代から本州からの開拓者が入植し、農業・漁業など次第に開拓が進む近代まで。十勝の歩みを様々な資料や模型で学ぶことのできる施設。常設展示や特別展示が行われ、市民の文化活動にも使われています。また、ロビー展示など特別展示、講座や体験教室、ゲームなど多彩なイベントも開催。分館の埋蔵文化財センターでは、遺跡出土品の収蔵と公開などもしています。
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ラワンブキ (北海道遺産)
足寄町
地表からの高さ3m、茎の直径が10cmにもなる日本最大のフキ。ラワンとは、このフキが多く自生していた足寄町内の地名「螺湾(らわん)」に由来します。普通のフキに比べると、よりみずみずしくて甘みも強いと言われており「ラワンぶき」の名はJAあしょろの登録商標となっています。収穫時期は6月中旬。地元では佃煮などさまざまな加工品が売られるほか、生育の様子を見学できる「ラワンブキの里観賞ほ場」という施設もあります。
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鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ
鶴居村
タンチョウとその生息環境を守るための活動拠点である鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ。給餌人としてタンチョウの保護に尽くした伊藤良孝氏から受け継いだ給餌場には、毎年11月から3月末までの間に数多くのタンチョウが訪れます。年末には250羽ほどが飛来。2月には求愛ダンスが盛んに見られるなど、季節ごとにさまざまな姿と出会えます。給餌場に隣接するネイチャーセンターには日本野鳥の会レンジャーが常駐しているので解説を聞くこともできます。
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フラワーガーデン「はな・てんと」
網走市
色とりどりの花々が圧倒的な美しさを誇る市民ガーデン。約3.5haの斜面には、7月上旬から10月上旬までサルビアやマリーゴールド、ケイトウなどが順次咲き乱れます。市民団体や市内企業によるアドプト・プログラム(里親制度)により管理されており、山頂ロッジからは知床連山やオホーツク海、網走湖などが一望できる網走屈指のビューポイントです。網走市花園フォトコンテスト「はな・フォト」では、賞金及び網走の特産品が贈呈されます。
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カムイコタン
大樹町
カムイコタンとはアイヌ語で「神の住む村」の意味。十勝・大樹町のカムイコタンは歴舟川上流の流れに沿った一帯で、川岸が「カムイコタン公園」として整備されています。歴舟川は環境省の調査で日本一きれいな川に何度も選ばれたことのある全国屈指の名流。水の透明度が抜群に高いのでカヌーイスト憧れの川としても有名です。カムイコタン公園付近では川原に奇岩が連なる独特の景観を見ることができます。公園内には設備の整ったキャンプ場もあり、たくさんの方に利用されています。
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感動の径
網走市
市街地から天都山へ向かう定番ルートのほか、田園風景が眺められるスポット、オホーツク海などを望めるビューポイントをつなげた周遊コース。田園エリアでは夏から秋にかけて、黄金色の穂が揺れるビール麦畑、白い花の点描が美しいジャガイモ畑、緑一色に敷き詰められたビート畑、鮮やかな黄色に息を飲むオランダキカラシ畑など、自然と人が育んだ景色と出合えます。途中、ビューポイントパーキングには知床連山の山々を解説する案内看板もあり。
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北海道立帯広美術館
帯広市
帯広市緑ヶ丘公園内の一角にある北海道立帯広美術館は、平成3年9月に5館目の道立美術館として開館しました。木立に囲まれたモダンな建物の入口には、高さ3.72mのモニュメント彫刻ブールデル「勝利」像が立っています。館内では、神田日勝など道東地域にゆかりのある作家の作品や、近現代の版画、ポスターなどのプリントアート作品、田園や農村風景を主題とした西洋絵画など、幅広い分野の芸術作品を鑑賞することができます。