百人浜
- えりも町
- 自然景観
悲しい歴史を今に伝え、静かな砂浜で沖を見守る「一石一字塔」
切り立った断崖と岩礁が特徴的なえりも岬とは対照的に、岬の北東には10kmに渡って続く砂浜があります。ここが百人浜です。名前の由来は諸説あり、古くは寛政3(1791)年『東蝦夷地道中記』に、金掘り百人が捕らえられ処刑されたことから名づけられたことが記されています。北海道の命名者である松浦武四郎の『東蝦夷日誌』にも「一夜の時化に大船多く打上、水夫百人死せしを埋めしとも、又往古幌泉土人十勝土人と戦て、其死骸を埋めしとも言り」とあり、大時化に遭って浜に辿り着いた船員が、飢えと寒さで命を落とした説、アイヌ同士の戦いで百人余りの犠牲者が出た説などがあることを伝えています。実際、この辺りは深い霧に覆われるため遭難事故も多く、浜辺には遭難した南部藩御用船を供養するため、お経を石に一字ずつ写経した「一石一字塔」が残されています。
知っトク情報・その他
- 砂浜が続く百人浜には、まるで砂漠のオアシスのように、たっぷりと水を湛えた悲恋沼があります。その名前からわかるように、こちらもまた結ばれぬ恋にまつわる悲しい物語が秘められています。
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詳細データ
- 施設名 (イベント名)
- 百人浜
- 所在地
- えりも町庶野
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- アクセス方法
- 札幌市から道央自動車道苫小牧東IC経由、日高自動車道日高厚賀ICを通り国道235号・国道336号を南下、えりも町本町市街地へ(約3時間20分)。えりも町本町市街地から道道34号(襟裳公園線)を通り海岸へ
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- 駐車場
- あり (約30台・無料)
更新日:2022/12/13
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